客席上終身雇用

140文字じゃ足りないこと

「嵐ファン」を辞められた話

 

 

 

アプデした記憶ないんだけど、半年以上来てなかったからなんか書きやすくなってるの知らなかった!ソースコードじゃなくてプレビュー表示になっててはてなブログさん天才?

 

 

 

 

本題。

嵐のツアーに行ってきました!untitled。

ツアーの感想をぽつりぽつり残すとともに、よく言う担降りブログのようなものになるかと思われます。この類の文章って本気で備忘録の意を貫いてると思うし、敢えて私は残しておきたいと思ったので指が動くままに書いてみようと思います。

 

まあ何も別にこんな血も涙も無いタイトル付けないでも…って文字列のパンチと自分の今の穏やかな心境を照らし合わせて焦ってはいるんですけど、随分前(@ワクワク学校'17)に書いた記事のタイトルと対比させたかったので敢えてそのままにしてみます。恐らく、誰かの心をザワつかせるような辛辣な担降りブログでは無いことだけ先に注釈しておきます。

 

 

 

物心付いてすぐの頃から片時も離れず私の日々のど真ん中に居続けた嵐、私の中で唯一無二の絶対的存在で、揺らぐはずがないとまるで信じて疑わなかった嵐。そして、幼い私にアイドルに対して抱く「好き」という気持ちを刷り込んでくれた人、櫻井翔くん。

皮肉にもそんな櫻井翔くんが出会わせくれた菊池風磨くんと、そのすぐ後を追って私のキャパシティーに飛び込んで来たSixTONES

 

新星にどんどんと侵食される日々と明らかに見て取れるように減ってゆく嵐への比重も、しばらくはなあなあにうやむやにし続けました。それもまあ耐え切れるはずも無く、いっそ降りて楽になってしまおうと決意。しかしそこで縁あって飛び込んできたアユハピで揺らぐ決意。

その後すぐまさかのワクワクで現自担Gとの共演。兄貴とのお仕事に大喜びな自担を横目にたじろぐ節操なしオタク、彼氏とデート中に元彼と遭遇したら多分こんな感じになるんだろうな…とやるせない感情に襲われるも、有無を言わさずワクワク学校IN。

 

 以前書いた「嵐ファンを辞められなかった」今迄の私は、ざっくり話すとこんな感じでした。これで公演最中はふうまくんふうまくん!だったんだけど、終わってから嵐と自分の辿った人生を振り返ってシクシク泣いて、別にこれだけ無理して降りなくてもゆるオタ続けたらいいじゃん!解決!…みたいな話。チョーざっくり書いたら本当にこれだけの話。

 

 

でもね、私、ずっと思ってるんです。

ここではアイドルの皆さんに特化して書くけど、自分とかけ離れた世界の誰かに熱を上げて自分の生活や夢だったりをヒョイと預けてしまう応援人、「ファン」って言ったり「オタク」って言ったりする。後者はほんの少しの自虐を含めた自称だったり、ほんの少しの軽蔑視を含めた他称だったりする。2つに分類することに何の世界的定義だってないけど、私は何の根拠もないままに間違いなく後者だと。

 

それから、その「オタク」の中でもまた大きく2つに分けられる重要要項になってくると思うんです、これ。

「降りる」事に大きな意味合いを持たせているか否か

降りる、っていうのは言わずもがなファンないしはオタク活動を終わらせること、或いは別の対象に移ることでその矛先を指したりすることもあるけど、その理由はまあ人それぞれ。

その時その時に好きな人を追ってるうちに気が付けば降りてた!なんて人も居たりしますよね。

 ただ、私はそこに多分必要以上に重きを置いてオタクに勤しんでいて、だから長い間自分で自分の首を絞めて辛い思いをしながら嵐を見ていたんだろうなと思いました。嵐が1番じゃない自分なんて到底考えられなかったし、何より嵐を応援していることだけが、今迄の自分の全てだったから。

今ツアーは、そんな私のクソ面倒臭い靄をようやく晴らしてくれたコンサートでした。

 

 

 

 

嵐らしさを確固たるものにして、過去を大切に抱きしめながらステージに立つ嵐の「今」を見ました。まじまじと、この目に見せつけられました。

 

それこそ現役で嵐一本だった頃と比べたらアルバムの予習度も既出レポの周知度も天と地の差で、偉そうにコンセプトだったりを語ったりするなんて果てし無くおこがましいような奴に成り下がってしまったけど、せっかくだから少しだけ細かい感想書かせてもらいます。

 

ボーナストラックが纏めて立て続いたセットリストが斬新で凄い好きでした。

UBの演出は流石としか言いようがなかったし、Come Backの間奏のやり取りが英語に代わってて翔潤ってそゆことするよな…って胸がアツくなって仕方なかったです。尊い

夜の影は曲のイメージが作り手と受け取る私で全然違ってたことにただただ驚きでした。ストリートの曲だったんだね、踊る3人の後ろで歓声上げたりスマホ撮影してる群衆のJr.チョー可愛かったぞ!

バズりNIGHTは良い意味で全く期待を裏切らなかったし終始苦笑いが止まらなかった。コンサート行ってあんな全力で苦笑ったの初めてで双眼鏡曇った。おじさん達が死ぬほど楽しそうに無理してて微笑ましい世界過ぎただろ…

 

シングルメドレーもいちいちエモいから狡い。

ピカダブの「せめて今日だけは消えないで」って歌詞、コンサートで聴いちゃダメな歌詞ランキングがあったとしたら宇宙規模で1番だよね。誰を見るとかじゃなくて、空間を見るの。私今ここにいるんだなーって、嵐のコンサートにいるんだなって。

コンサートで感ぜられる気持ちだったりってあくまで「ナマモノ」で、余韻が抜けないうちはいいけど案外腐食が早くて気付いた頃には風化してしまっているような気がして。

だからこそ、あの大好きな人と同じ空間に居るコンサートの最中なのに何故か無性に恋しくなる、そんな形容しがたい寂しさが儚くて大好きなんです。あれこそが正に私のシャブ。出来るなら冷凍保存しときたいぐらいです。

 

Song for youの各場面が次々と目まぐるしく視覚に飛び込んで来るあの不思議な感覚と、今まで見た嵐のどの瞬間よりも壮大で遠い世界の住人感に思わず開いた口が塞がらなくて呆然としていたなあ。

後ろの全面モニターが5分割マルチアングルになってて、センターに相葉くんを置いて並ぶ5人に心底ウルッと来た…嵐のセンターは臨機応変なのが魅力だけど、私相葉くんがセンターのフォーメーションが1番好きなんだ。ずっと。

 

そして、今迄の嵐ならこのコンサート本編をSong for youで締めくくってたような気がしたんです。だからセトリ未確認だった私は、てっきりこれで本編が終わったと思ってエモい気持ちで思っきり拍手を送っていました。

でもそこから更に始まった最後の曲「未完」に、嵐自身が絶対に声を張り上げたりはしないけど確かに内在するプライド、そして5人の「これから」を見た気がしました。「スゴ〜〜。。。」としか言えなかった。

 

 


ただ。

それと同時に、嵐に櫻井翔くんにでっかい尊敬心を抱く男の子を自担に掲げてしまったことが関係あるんだかないんだか、嵐に関しては自分自身の「全盛期」を無意識に押し付ける本っ当にタチの悪い懐古厨になってしまったな…と自省しながらのコンサートになってしまいました。
変わらないまま変わろうとし続ける嵐は本当にかっこいいしスゴいのに、いつまでもピカダブや君僕でだけ泣いちゃうような私は完全に拗らせ方を間違ってしまったんだなあと俯瞰で感じた。

いつも初期シングルメドレーを入れたり、懐かしい写真をモニターに映したりしてくれる優しい嵐に甘え過ぎてた。

 

 

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ドームって空間は間違いなく舞台に立つ彼らにとっても見守る私たちにとっても特別な場所で、そんなアイデンティティをじっくりと時間を掛けて植え付けてくれた嵐には本当に感謝しています。アリーナも下段も上段も、どこから見た景色だって全部、この世で1番の絶景なんです。ド派手なステージも特効もムービングも、そのどれもが敵わないほどの私たちが作るライトの海も。

心が震える」ってきっとあれで、私が死ぬまで忘れない気持ち。

 

 

でも今回、嵐が何度も見せてくれた天国の最中に居ながらも、私は確かに強く感じてしまったんです。

 

 

このドームで揺れる4万5千のライトの波を、風磨くんに、Sexy Zoneの5人に早く見せてあげたい。

  

 

城ホールで、「ライトをメンバーカラーに変えてくれてありがとう」って嬉しそうに照れくさそうに笑った風磨くんに。

自分のこと、人の血が通ってないだとか言ってっけど、絶対泣いちゃうんだろうなあって。それで、それ見て私も絶対泣くだろうなあって。

 

 

この瞬間、初めて自分の中で穏やかで明確なバトンタッチが出来たような気がしました。 

 

 

ワクワクの時に「櫻井くんの乗ったトロッコと風磨くんの乗ったトロッコが私の前で…すれ違ってさ…私の心境かよ…これで降りればええんか…?(号泣)とかなんとかチョー酷な事言ってたけど、少しは達観になったなと思います。あの時は情緒がマジで死んでた。

  

 

 

ここに納得して辿り着かせるまでに随分と時間を掛け過ぎてしまったけど、あの時の悟りに後悔はないです。

Sexy Zoneの5人が、また此処にいつか私を連れてきてくれる。私はそれを楽しみに、これからもずっと特別な場所としてドームに想いを馳せ続けようと思います。櫻井ニキ見に来いよ!()

 

 

距離が遠くなっちゃうって嘆く声も凄く分かる。私もJr.現場やライブハウスに慣れきってしまった体だから、凄く分かる。

でも、あの場所で大好きな人の夢が叶う瞬間に居合わせられる喜びは、距離じゃ測れないと思います。綺麗にも程がある綺麗事だと思われるかも知れないけど、だってそれが私にとってもまた夢が叶う瞬間だから。

ましてや、光る棒持って立ってるだけであの絶景の作り手になれるんだよ?!その点に関して嵐はもうずっとライト制御で別次元の演出になってるけど、各メンバーのソロや挨拶が始まるたびに慌ててカチカチ色変えるのも楽しいし律儀でカワイイ。ステージから見上げるライトが作る景色は、やっぱりアリーナとドームじゃ全然違うんだろうな、と思う。

 

 

 

 Sexy Zone、そして風磨くん。

それは単発かもしれないし、いきなりツアーかもしれない。喜ぶ声も、嘆く声もあるかもしれない。シビアな世界だから、何でも最初は悔しい思いをするかもしれない。

 

 

それでも、私は大好きな5人がドームで薔薇を掲げて泣き笑う日を待ちわびています。

  

 時すでにSexy、でしょ?

 

 

あとここでこれ言うの流石にちゃっかりが過ぎるけど、私の第2の夢は北斗くんの「♪京セラありがと」を拝聴することなので!SixTONESはいつか火事になるんじゃないの?ってぐらいドームで火噴こうな!火!

 

 

もう私の大好きな人たち!みんなみんなでっかくなろうな!幸せになろうな!これに尽きます。

 

 

 

 

そして、最後にもう一度だけ改めて。

嵐は私の「大好き」の創設者であって、いつまでも大好きな5人組です。

櫻井翔くんもまた、私にとって永遠に憧れであり、我ながら可愛い初恋であり、偉大なアイドルであり大人です。なんか名残惜しくて貴方の曲からちょこっと貰ってブログタイトル変えたったよ。

 

 

私はようやく後ろめたさに涙を零しながら現役嵐ファンを名乗るのをお終いにするけど、嵐は色々ありすぎるシビアな世界に居ながら唯一、永遠を感じずには居られないグループです。

 何度も言うように凄くタチの悪い懐古厨だから、こんな決意表明みたいなブログ書いときながら毎日のように嵐が好きだーって言っちゃうかもしれないけど、どうか大目に見てやってね。

 

嵐が好きな自分、嵐を応援してきた自分が、自分の中でナンバーワンに誇りなんだ。

 

 

そんな嵐にいつまでも、優しい追い風が吹き続けてくれますように。

 

 

何度も何度も、素敵なコンサート体験を本当にありがとうございました!